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音楽室にタブレットを導入する②〜使う準備(本体編)〜

更新日:2020年4月30日


音楽室に専属のタブレット端末がやってきました。今回は、タブレットを効果的かつ安全に運用するために考えた工夫についてお話しします。これから徐々に普及してくるであろうタブレットの音楽室での扱い方について、参考にしていただければ幸いです。(購入した物品は、できるだけ低予算で、音楽室での使用を考慮した場合によいであろう、というものを選んでいます。)

(1)タブレットを守るもの 〜ケース、液晶保護フィルム〜

音楽室でタブレットを使用する場合、他の教科と比べて、端末を持って歩き回るという機会はそう多くないように思われます。しかし、使うのは子供…。万が一の可能性を考えて、タブレットが落下などで壊れるのを防ぐ何らかの対応をしておくべきです。

①ケース

筐体を守るケースは必須です。落ちても衝撃を吸収してくれるように、TPUあるいはシリコンという素材でできているケースを選ぶのがよいでしょう。厚ければ厚いほど安心ですが、かさばるので保管や輸送の際に苦労します。また値段も様々ですが、高ければ高いほどよいという訳でもなさそうです。

ケースはできれば蓋が閉まるものがよいです。輸送時の落下による画面の割れを防いでくれますし、蓋の裏側がクロスになっていて画面を拭いてくれるものも多いです。蓋が閉まると自動的に画面が消えるようになるものが最近は多いので、画面をすぐにスリープさせることもできます。

また、ケースの種類によって、様々な向きでスタンドになり、見やすくなるものがあります。できれば横向きに寝かせたときでも、立てたときでも自立するスタンド付きのものがよいでしょう。

<私が選んだもの>

よくお世話になるAmazonさんで選びました。安い割にはしっかりしていて、蓋もでき、横向きで立てても寝かせても自立します。欠点は少し薄いかな、と思うところと、「地味」なところです(個人的センスが絡むところでしょうか…。)

②液晶保護フィルム

文字通り、画面を守るフィルムです。タブレットの画面はガラスですので、落とせば当然ひびが入るか、割れるかします。そうなると修理代がウン万円にもなるので、泣くにも泣けません。ケースとともに、画面を守るこのフィルムも必須でしょう。できれば、ガラスでできているフィルムの方が、耐久性はよいようです。

<私が選んだもの>

同じくAmazonさんで、2枚で¥1,180のものを選びました。コスパがよく、ガラスなので画面に張りやすいです。おそらく、これで十分です。

(2)タブレットの充電、同期

多数のタブレットを管理する際に大変なのがこの「充電」と「同期」をどうするかです。

「充電」だけであれば、本体についてくる充電アダプターをフル動員すればすぐにでもできるのですが、本体の設定をするにあたり、1台1台個別にするのには相当時間がかかります。そこで導入したののが、「iPad保管キャビネット」です。

このキャビネットは、1度に10台までのタブレットを同時に充電できます。また、1台のパソコンから10台まで同時に同じ設定をすることができるのです。(例えば、同じアプリをインストールする、同じセキュリティルールを適用する、など)つなげるパソコンはMacに限られていますが、Macの無料ソフト「Apple Configurater2」を使うことによって10台までを一度に設定・同期する環境が整うのです。

こちらのキャビネット、普通に買うと10万円ぐらいするのですが、たまたまアウトレット商品があり、3万円ぐらいで入手できました。ラッキーでした。

設定は根性で1台ずつやる、でも充電はスマートに行いたい…そういう場合、こんなのもあります。たくさんのアダプターを使うことなく、スマートに多数のタブレット端末に充電が可能なAnker社の急速充電器です。こちらは3千円ぐらいで購入が可能です。(別途、タブレットと結ぶケーブルが必要となります。)

次回は、タブレットを効果的かつ安全に運用するために必要な、様々な付帯備品についてお話しします。

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